BMW「iX」 #4

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 電動車であっても、BMWならではの“駆けぬける歓び”は健在と言えます。「iX xDrive50」には走行状態に合わせて、常に最良の車両地上高を保ち、乗り心地、敏捷性、安定性でメリットをもたらす4輪アダプティブエアサスペンションが標準装備されています。

 重量物であるバッテリーを、フロア下に敷き詰めたことによる低重心化の恩恵も相まって、あらゆる場面で安定したハンドリングと快適な乗り心地を味わうことができるでしょう。

BMW「iX」 #5

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 最新鋭のモデルらしい要素としては、前後輪統合制御ステアリングシステムであるインテグレイテッドアクティブステアリングの採用も、トピックのひとつに挙げられます。

 インテグレイテッドアクティブステアリングは、市街地走行で多用する低速域においては、後輪を最大3.2度逆位相(前輪と逆方向)に操舵して、車両の回頭性を高めます。これによって、狭いスペースへの駐車や細い道でのUターンがスムーズに行え、ボディサイズを意識させないスマートなドライブをサポートします。

 また高速域では、後輪を最大2°同位相(前輪と同方向)に操舵することで、カーブへの進入を安定させたり、高速道路の走行ではレーンチェンジがスムーズに行えるなど、安全運転に大きなメリットをもたらしてくれるでしょう。

BMW「iX」 #6

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 次世代を彷彿(ほうふつ)させる要素は、車内にも散見されます。BMW車としては初めて、メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させたデザインを採用し、さらに形状を湾曲したカーブドディスプレイとすることで操作性や視認性を高めています。

 操作スイッチ類を廃止し、エアコンの送風口をスリム化することで運転席まわりはすっきりとした仕上げに。先進感にあふれるデザインとしているのも、これまた実に特徴的です。

 さらに六角形のステアリングホイールの採用も、「iX」の革新性とスポーティーイメージの表現に貢献している要素と言えるでしょう。