美しいたたずまいとデザイン。
九谷焼の文化を発信する創作工房
色彩鮮やかな陶磁器、九谷焼に欠かせないもの。それは小松市花坂町から産出される「花坂陶石」です。九谷焼の原料となるこの「石」が発見されたのは江戸後期の1811年。発見から200年以上もの間、この良質な石を砕いて九谷焼の陶土(粘土)を作るという伝統的な製法が連綿と続いています。陶土を成形して焼いたものを生地といいますが、そのもとになる陶土づくりもまた、九谷焼が豊かな色彩を奏でるための重要なファクターとなっています。
2019年5月、陶石産地の近くにオープンしたのが「九谷セラミック・ラボラトリー」。通称、CERABO KUTANI(セラボクタニ)と呼ばれる複合型の工房は、九谷焼の陶土を作る製土工場、ろくろや色絵付け体験ができる工房、若手作家の作品が見られるギャラリーなどで構成されています。建築設計は世界的な建築家の隈研吾氏。美しいたたずまいが魅力の創作工房で、九谷焼の世界を体感してみてください。
・住所:石川県小松市若杉町ア91
・電話:0761-48-4235
・営業時間:10:00~17:00
・料金:300円(高校生以下の学生は150円)
・定休日:毎週水曜日、年末年始
・アクセス:JR小松駅よりタクシーで約10分
・URL:https://cerabo-kutani.com/