
――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」
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米電気自動車(EV)大手テスラとの比較ではなく、キャッシュを生み出す自動車メーカーが再び関心を集めつつあるとすれば、投資家はステランティスにもっと注目した方がいいかもしれない。
欧米自動車大手フィアット・クライスラーとプジョーの合併で昨年初めに設立された同社は、予想以上にコスト削減を進めている。同社は23日、予想を上回る通期決算の発表とあわせて、合併の相乗効果による削減目標50億ユーロのうち、既に約32億ユーロの削減を実現したことを明らかにした。予定よりかなり前倒しで達成している。