気になるメカニズムは、現時点で未発表。パワートレーンはガソリンが1.5L直噴ターボ、ハイブリッドは2L・NA+2モーターの“e:HEV”になる見込み。

 基本的には従来モデルのリファイン版になるが、ソフト面に加えてハードにも手を入れて発売される、と予想している。

 フットワーク系は、プラットフォームを含めて旧モデルの進化版になる。開発陣は「徹底的な走り込みで煮詰めた自信作」と説明してくれた。ヴェゼル/シビックの伸びしろが大きかった実績を考えると、期待していいだろう。

 価格は、正式発売までは“お預け”になっている。ご存じのように、従来型ステップワゴンのスターティングプライスは、ライバルに対して若干高めに設定され、これがネックになっていた(実は同装備で比べるとそれほど変わらない)。新型はどのような戦略を掲げるのか気になる。

 新型は、ライバルとはちょっと異なる価値観を提唱する意欲作。このチャレンジにユーザーがどう反応するのか楽しみだ。

(CAR and DRIVER編集部 報告/山本シンヤ 写真/山上博也)

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