サマンサタバサは
紳士服コナカの連結子会社に
そうした状況への対応策として、ANAPは、店舗販売とネット販売の融合や、経費構造の見直しを図っており、自力再建を諦めない方針だ。
一方、サマンサタバサは、紳士服大手コナカの連結子会社になることで、経営基盤の立て直しに打って出た。両社の戦略の違いが、従業員の年収にどう反映されるのか見物だ。
5位は田谷で、平均年収は342.7万円。創業は1963年、「TAYA」ブランドで全国90店超を展開する美容室チェーンだ。同社も赤字が続いていることから、事業構造改革に取り組み、店舗のリストラなどを進めている。
年収が低い会社としてランキング上位に入ったが、同社は美容業界の中では、社員教育に熱心なことで知られる。美容師の技術は一朝一夕では身につかないため、充実した教育システムやトレーニング設備などを整えていることを強みとする。
なお、当ランキング全体を通して言えることだが、従業員の平均年齢が30代前半の会社というのは、一般的な会社に比べて非常に若く、活気がある会社と捉えることもできる。年収では計れないメリットや魅力がありそうだ。
それでは次ページから、6位以下の計150社を一挙に公開する。また、最後には平均年収400万円未満の25社を分析したので、ぜひチェックしてみてほしい。