うつ病とは、正確には何なのでしょう?
うつ病の症状11項

うつ,鬱GETTY IMAGES

 うつ病とは、否定的な考えや感情を持続的に引き起こす精神状態のことであり、「大うつ病性障害」とも言います。「アメリカ国立精神保健研究所(NIMH)」によると、うつ病の人には以下のような症状が出ることがあるとのこと。

・持続的な悲しみ、不安、あるいは“空虚”感
・絶望または悲観的な感情​
・怒りっぽさ、欲求不満、落ち着かなさなどの感情​
・罪悪感、無気力感、あるいは無力感​
・趣味や活動への関心や喜びの喪失​
・活力の減少、倦怠感、あるいは“減退”感​
・集中、記憶、あるいは決断の困難​
・不眠、早朝覚醒、あるいは寝過ぎ​
・食欲の変化、あるいは意図しない体重の変化
​・痛み、頭痛、けいれん、原因不明で治療の効果がない消化不良​
・自殺未遂、または死や自殺の考え

 例えば「全米不安うつ協会(以下、NIMH)」によると、うつの影響を受けている成人アメリカ人は1610万人以上――18歳以上の人口においては全体の約6.7%――にのぼります。