投資家は、「今買う」というアイデアは気に入っているが、「後で支払う」ことには不安を感じている。消費者の借り入れと支出がここ数カ月、増加しており、一部のカード会社やクレジットカード発行会社の株価パフォーマンスが今四半期はこれまでのところ、金融株全体を上回っている。対照的に、「BNPL(バイ・ナウ・ペイ・レータ―=今買って後で支払う)」と呼ばれる後払い決済サービスを提供するフィンテック企業の株価パフォーマンスは、S&P500種指数の金融株を大幅に下回っている。そうした企業には米アファーム・ホールディングスや豪ジップ、BNPLを手掛ける豪アフターペイを買収した米ブロック、コロナ禍に短期分割払いサービスを開始した米決済サービス大手ペイパルなどが含まれる。いずれの株価も今四半期に入って30%超下がっている。
アップル参入のBNPL、競争はどこまで影響するか
株価に織り込むべき要素は、競争だけではない
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