米コーヒーチェーン大手スターバックスは11日、店内での薬物使用などに関連する問題を従業員が報告したことから、米国内の16店舗を閉鎖すると明らかにした。シアトル地域とロサンゼルス地域の各6店舗、オレゴン州ポートランドの2店舗、フィラデルフィアと首都ワシントンの各1店舗を7月末までに恒久的に閉鎖するとした。同社によると、従業員から一部の顧客による薬物使用に関わる問題が報告され、一部の店舗では一般の人が含まれている場合もあったという。閉鎖する店舗の従業員は別の店舗に異動させるとした。米国の店舗運営を率いるデビー・ストラウド氏とデニス・ネルソン氏は11日、国内従業員宛てのメッセージで「皆さんから提出された報告を全て読んでいる。たくさんある」とし、「まず職場が安全だと思えなければパートナー(従業員)としての役割を果たせない」と記した。