時には何もかも吐き出した方がいい。とはいえ、つらい通勤や耐え難い上司、期待外れの生計費調整額についての不満を、職場でぶちまけるべきなのか?近ごろは文句を言いたくなる物事が多いが、愚痴を言えば気持ちよくなれることもある。不満を共有したり吐き出したりすることで気分がすっきりし、人とのつながりが深まり、生産性が高まることさえある。とはいえ、愚痴ることにはリスクもある。打ち明ける相手を間違えれば、あなたの傷ついた気持ちやささいな不満がチーム内のゴシップになってしまう。文句ばかり言っていると、あなたの不満が職場全体に感染し、同僚があなたについて愚痴を言うようになる。こうなると悪循環だ。ストレスを発散するには適切な方法がある。こう述べるのはカナダ・トロントの産業・組織心理学者リアン・デービー氏だ。常に万事順調を装う必要はないが、いら立たしい思いを吐き出さざるを得ない場合は、慎重かつ意識的にすべきだという。同氏は企業経営陣を対象に紛争解決のコーチをしている。