「そろそろ鈴木様も気になりはじめていませんか」「佐藤さまにお会いできることを楽しみにしております」と、自分の名前を目にするたびに、お客様は存在を認められていると感じ、嬉しい気持ちになるのです。 たったこれだけのことで、オンラインセミナーへの参加率やリピート率が2~3倍になったケースは多くあります。

 ほとんどのメール配信サービスには名前差し込み機能がついているので、それを使ってお客様のお名前を入れましょう。

3)ツールの使い方の説明を入れる

 オンラインに慣れていない人のために、事前にZoomの使い方の案内や動画の見方の説明などがあると、親切さを感じてもらえ、キャンセルが減ります。

4)「楽しみにしている」という一言を添える

 キャンセルされるのが怖くて、つい一方的に長々と、「キャンセルの場合はキャンセル料が発生しますので云々……」などと長く事務的な説明ばかりになりがちなのが、リマインドメールです。「○○様にお会いできるのを楽しみにしています」という言葉を添えると参加者も嬉しく感じて、参加意欲が湧いてきます。

5)定型文よりパーソナルなコメントを

「暑くなってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?」といったお決まりのあいさつ文よりも、「先日、息子の小学校の入学式に行ってきました」「ドライブするにはいい季節になりましたね」といった、パーソナルなことを入れるほうが親近感を持ってもらえ、キャンセルされる可能性も低くなります。

6)ドラマや映画の予告編のようにワクワク感を演出する

 自分がセミナーを開催する場合、つい、「慣れていないので不手際があるかもしれませんが……」などと謙遜した表現を使ってしまいがちですが、ビジネスではこれは避けたほうがいいでしょう。顧客心理としては、そんなアマチュアに毛の生えたような商品やサービスに、大事なお金を払うのは不安だ、と思わせてしまいます。

 ドラマや映画の予告編などは、「このやり取りが面白いから観てね!」「結末は意外な方向へ!」「全米が泣いた!」などと、全力で期待をふくらませるアピールをしています。

 リマインドメールも、「わかりにくい部分があるかもしれませんが、最後までご覧いただければ嬉しいです」ではなく、「最後までご覧いただいた方へ、特別なプレゼントをご用意しています」「ほかではお話ししていない、ここだけの話も飛び出すかもしれません!」 などと、お得感やメリット、面白さをアピールしましょう。