
連載「フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える」、今回は三菱自動車「トライトン」の試乗レポートをお送りする。日本で販売されるのは実に12年ぶりというクルマなので、ご存じない方のほうが多いと思う。トライトンは「フォルテ」をルーツとする、1トン積みのピックアップトラックだ。5メートルを越える大きな車体。どんなにゴツい乗り心地かと思いきや、予想は大きく裏切られ……。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
今年のGWは10連休でした
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しく、ヨタ話からまいりましょう。
ゴールデンウィークは宮崎で過ごしておりました。勤務先は良い会社でありまして、連休の中日3日間も休みになり、まさかの10連休。たっぷりと波乗りを楽しみました。
ヘボなサーフィンも足掛け4年目に突入し、なんとかヨチヨチ乗れるようになってきました Photo by F.Y.
58歳から始めたサーフィンですが、根気よく続ければなんとかなるものです。徐々に乗れるようになって来ました。こうなると欲しくなるのが、少し短めの板です。FirstTripの赤田夫妻に乗り方を見ていただき、新しい板の打ち合わせをしてきました。
アメリカに通っては、向こうのアンティークを買い付けて日本で販売している赤田夫妻。サーフショップとアンティークショップが合体した面白いお店です Photo by F.Y.
好事魔多し、と申しましょうか。波乗りは楽しかったのですが、凡ミスを犯してしまいました。一人で海に入っていて、陸に上がってきたらクルマのバッテリーが上がっていたのです。朝出たときは何の問題もなく元気に動いていたのに、セルモーターが弱々しくキュンキュン唸るだけで、一向にエンジンがかからない。たまたま入れ違いで海に入ろうとしていたサーファーに泣きつくと、「あ、コードありますよ」と。地獄に仏とはこのことです。ジャンプしてもらうとエンジンは一発で始動。ありがたや……。まだ早い時間だったので、エンジンを動かしたまま(一度上がってしまったバッテリーで止めてしまうと、二度と自力ではかかりませんからね)朝からやっているカフェで朝食を済ませ、開店と当時にイエローハットに駆け込みました。いやはや、危ないところでした。お名前は存じませんが助かりました。
カングーに適合するバッテリーが、ラスト一個だけ残っていました。「最近のバッテリーは何の予兆もなくパッタリ死んでしまう“突然死”が多いんですよ。3年たったら無条件に交換です。これ絶対です」と。これからそうします Photo by F.Y.
宮崎のビーチは、夏を迎えるに当たり、砂の除去作業で大忙し。こういう重機の作業は見ていて飽きませんね。
水中ブルで砂を掻き出し、それを巨大なパワーショベルでダンプに積んでいる。どんどん堆積してしまうのでしょうか。砂を入れるのではなく出しているようです Photo by F.Y.
……ということで本編へとまいりましょう。今週からお届けするのは、三菱が12年ぶりに国内復活させたピックアップトラック「トライトン」大特集。今回はその1回目、試乗編です。







