【6】モチベーション向上のためイベントに参加|
ウォーキングでダイエット効果を高める方法

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「ウォーキングのモチベーションを維持する方法の1つとして、イベントに参加することもおすすめできます」と、スタンテン氏。「5kmや10kmのレースには、ウォーカーも参加可能なものがたくさんあります」と彼女は言います。ハーフマラソンでも、ウオーキング部を設けている大会が日本でも数多く行われています。こういったイベントでは、ゴール後にメダルや賞状がもらえるので、モチベーションも上がるはずです。

 いくつかのレースには、初心者向けのものもあります。それでも、その大会が規定する制限時間はよく確認しておくべきです。

 とは言え、このようなイベントに参加するのが苦手な人もいることでしょう。そんな場合は、自然の中でウォーキングを楽しむことを考え、近隣のハイキングコースなどをチェックしておくといいいでしょう。

【7】心拍数を上げる|
ウォーキングでダイエット効果を高める方法

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 ここまで解説してきたように、減量を目標にしている場合はいきなり全速力で走ったり、ジョギングをトレーニングに加えることが必須というわけではありません。前出のように歩く速度を上げれば、心拍数が上がるので消費カロリーが増えるのです。かと言って、無理に急いで歩く必要もありません。自分にとって適度に激しいペースを探り、それを実践していけばウォーキングでも十分な減量を目的としたトレーニングになるはずです。

 アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、心拍数を最大心拍数の50~70% まで上げると、適度に激しいワークアウト効果が得られるとされています。

 では、このパーセンテージになっているかどうかを知るには、どうしたらよいのでしょうか? 心拍数の強さは、心拍計や心拍計内蔵のアクティビティトラッカー(活動量計)を使用することで把握することが可能です(アクティビティトラッカーは、スマホのアプリにもあります)。

【8】眉唾な情報は気にせず、楽に歩きましょう|
ウォーキングでダイエット効果を高める方法

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 下記のような噂は気にせず、楽しくに歩きましょう。

 1. 【質問】手にダンベルなどのウエイトを持って歩くと、より多くのカロリーが消費されるって本当?

 …【答え】ダンベルなどのハンドウェイトを使うと、カロリーはより多く消費されますが、歩く速度が落ちるので、その効果は相殺されることになるでしょう。スタンテン氏は、「それより歩くペース自体を上げることで、より効果を上げることは可能になります」と話しています。

 2. 【質問】大股で速く歩くっていいの?

 …【答え】これは、むしろ逆です。速く前へ進むためには歩幅を狭め、1分あたりの歩数を多くすることが必要です。

 スタンテン氏は「足を前に出しすぎると膝や腰への衝撃が大きくなり、足がブレーキとして機能してしまうのです」と、説明してくれました。歩幅を短くするトレーニングとして、スピードインターバル中に1分間(すぐに気が散ってしまう人は30秒)に何歩で歩いたか? を数えます。そして次の1分間は、その数よりも多くの歩数で歩くようにしてみてください。

Source / Men’s Health US
Translation / Kazuhiro Uchida
※この翻訳は抄訳です。
Text by Hikaru Sato and Marty Munson

ウォーキングの減量効果を高める8つのコツ、消費カロリーの計算法も解説