ウォーキングで効果的に減量する8つのポイント

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 栄養に関する研究を発表している米国の科学誌『ジャーナル・オブ・ニュートリション』に掲載された研究によれば、「通常よりカロリーを抑えた食事をした場合、ウォーキングも行った人は、ただカロリーを抑えただけの人に比べて脂肪量がさらに減り、空腹時のインスリン値も健康的に低下した」との報告がなされています。

 しかしながら、減量のためのウォーキングを効果的に行う際には、いくつかの点に注意する必要があります。

【1】現状以上のことをする|
ウォーキングでダイエット効果を高める方法

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「目標としている減量の数字に従うなら、何歩・何km・何時間歩かなければならない…」というような、魔法の公式は存在していません。まずは、今よりも多くのことを行うことが重要となります。

 ウォーキングコーチのスタンテン氏はこのことについて、「一日中、立ち仕事をしている人の場合、それ以上のことをしなければなりませんので少しハードかもしれません。ですが、座りっぱなしのデスクワークの人は毎晩夕食後に散歩すれば、目に見える効果が現れるかもしれないということになります」と、話しています。

 例えば「健康のためには、1日約1万歩は歩かなければ」などと、いろいろな方面で言われています(参照:日本における厚生労働省の見解)。目標が減量であるのなら、ウォーキングを習慣化されればされるほど、より多くを求めてしまうことは確かでしょう。

《初心者向けへのアドバイス》
「しかし初心者の場合、スタート時点では1万歩を目標とする必要はないと言っていいでしょう。まずは、自身のベースラインを把握することが大切です。通常の日に3千歩しか歩いていなければ、いきなり翌日に1万歩を目標とはしないでください。そうしてしまうと、その大変さに落胆してしまう可能性があるからです。まずは1週間、毎日5千歩を目指すといいでしょう。それから翌週に、7千歩を目指してください」と、スタンテン氏はアドバイスしています。

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