何年もかけて熱心に従業員を増やしてきた米ハイテク企業のリーダーたちが今、これまでと異なるメッセージを相次いで発信している。申し訳ない、事業拡大ペースが速過ぎた、というものだ。フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は9日、過ちを認めるハイテク企業幹部の仲間入りをした。従業員の13%に相当する1万1000人を削減すると発表した際、同氏は従業員に対し、新型コロナウイルスの感染拡大後に見られたオンライン利用の急激な増加は恒久的なものだと考えていたと伝えた。「私は間違っていた。責任を取る」と述べた。その数日前には、昨年まで米ツイッターを経営していた共同創業者のジャック・ドーシー氏が、同社の新オーナーに就任したイーロン・マスク氏が約50%の人員削減を行ったのを受けて、遺憾の意を表した。「私は会社の規模をあまりにも急速に拡大させた。そのことについて謝罪する」と6日にツイートした。