米フェイスブックを運営するメタ・プラットフォームズは今年に入り、重大な問題に対処するため、スタッフを内々に招集していた。フェイスブックで上位に入る投稿はほぼすべて、スパム(迷惑)あるいは過剰に性的など、同社が「遺憾」と考えるコンテンツが占めていたためだ。  メタはかねて、プラットフォーム上で広く拡散する投稿を自社で判断することには消極的だった。最も望ましいコンテンツを目立つところに表示させる上で、むしろ自社で構築したお勧めのシステムやユーザーの判断を重視してきた。