年を取っても頭の回転を保つには、大学卒業後も熱心に学び続けることだ。熱心に学ぶことの大切さを示す一つの例を挙げよう。現在、600万人をこえる米国人がアルツハイマー型認知症などの認知症を抱えている。研究によれば、アルツハイマー型認知症の症例は約40%が予防可能だ。ハーバード大学医科大学院神経学教授のルドルフ・タンツィ氏によれば、認知症の予防法には、脳の健康を保つために睡眠時間を増したり、体を動かしたり、健康的な食事をしたりすることなどがある。もう一つの有力な方法が学習だ。アルツハイマー型認知症にかかっていない人でも認知機能は加齢とともに変化するため、脳の健康を保つために学び続けることが重要だとコロンビア大学医科大学院神経心理学教授のヤーコフ・スターン氏は言う。スターン氏らは最近の論文で、講座の受講やコンサートに出かけるなどの知的な余暇活動の増加は認知力低下の抑制に関連していると述べた。