2022年に米自動車市場は縮小したが、電気自動車(EV)販売は7割近く急増した。新たなプラグインモデルを打ち出した従来型自動車メーカーがEVの巨人テスラのリードを詰めた。調査会社モーター・インテリジェンスが今週発表した年末のデータによれば、昨年は完全に電気だけで動く純EVの販売台数が80万7180台と、米新車販売全体の5.8%を占めた。この割合は21年の3.2%から拡大した。一方、22年の米新車販売は前年比8%減少した。モーター・インテリジェンスの推計によると、テスラは昨年のEV販売全体の約65%を占め、依然として米EV市場で圧倒的優勢に立った。ただ従来型メーカーがさらに多くのモデルを展開する中、テスラのシェアは21年の72%から縮小した。