“ワンボウ・デザイン”のメリットはスタイリングのよさだけではない。空気抵抗の低減にも大きく寄与している。Cd値0.20は量産車としては最高クラスのもの。特に電気自動車の電費にとって重要な要素であり、EQS450+は、現在販売されている量産EVとしては最長の一充電あたりの航続可能距離700kmを実現している。
インテリアは、ダッシュボード全体が1枚の強化ガラスで覆われた「MBUXハイパースクリーン」(EQS450+はオプション)が目をひく。インフォテイメントやADAS(先進運転支援システム)の操作系はステアリング上のタッチパネルに、スタート&ストップボタン、指紋認証、ハザード、走行モード切り替えなど使用頻度の高いものは物理スイッチとして肘置きの手前に集約されている。基本的な操作方法はSクラスやCクラスと同じなので、慣れてしまえば使いやすい。