ジョー・バイデン大統領は、米国がウクライナにF16戦闘機を供与する予定はないと話している。だが、この戦争を開戦から1年間、注意深く見てきた人なら誰でも、この発言の意味が分かる。後でもう一度要請してほしいということだ。バイデン氏のチームは、ウクライナに対する兵器供与の要請を受けるたびにちゅうちょし、後に態度を変えてこれに応じてきた。今回もまた、大統領が方針を変更し、戦場でウクライナ軍を直ちに助け、そして戦争が終わった後も同国の役に立つような一層の軍事支援を提供することを期待しよう。北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長は今週、韓国を訪問した際にロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「和平に向けた準備をしている兆候は見られない。われわれが目にしているのは、それとは正反対のことだ」と語った。