女性の更年期障害で使われる薬の処方患者数ランキングでは、他の疾患とは異なる意外な存在が上位に入った。特集『選ばれるクスリ』(全36回)の#16では、ダイヤモンド編集部が作成した処方患者数トップ10を公開する。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
更年期障害薬の処方患者数ランキングで
上位を占めた意外な存在とは?
女性の更年期は閉経を挟んだ前後約10年間で、女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少などで心身に不調が生じる。日常生活に支障を来すような症状が出ると、更年期障害となる。
具体的には、ホットフラッシュと呼ばれる顔のほてりやのぼせ(血管運動神経症状)、動悸やめまい、関節痛といった身体症状、不眠やイライラ、抑うつ気分といった精神症状などがある。
では、薬物治療には何が使われているのか。ダイヤモンド編集部が作成した更年期障害で使われる薬の処方患者数ランキングを見ると、意外な存在がトップ10の上位に入った。