糖尿病治療の処方患者数ランキングでトップ20に近年の主役であるDPP-4阻害薬6剤がランクインした。そして11位と14位に入ったのは“次なる主役”だ。特集『選ばれるクスリ』(全36回)の#27では、処方患者数ランキングを公開するとともに、治療薬選択を左右する2022年の大異変を追った。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
トップ20にDPP-4阻害薬6剤
11位と14位に“次なる主役”
日本の糖尿病治療で近年の主役といえば、DPP-4阻害薬だ。
ダイヤモンド編集部は、医療情報サービスを手掛けるメディカル・データ・ビジョン(MDV)とDeSCヘルスケアのデータを基に処方患者数ランキングを作成した。糖尿病治療薬ではDPP-4阻害薬が六つもトップ20に入った(次ページ表参照)。
しかし、これは不動ではない。変化の片りんは11位と14位に表れている。“次なる主役”がランクインしているのだ。
次なる主役とは何か。次ページでは、処方患者数ランキングを公開するとともに、治療薬選択を左右する2022年の大異変を追った。