売上高で米最大のスーパーマーケットチェーン、クローガーは、元社員と引き続き連絡を取り、一部の人を呼び戻している。シリアルメーカーのゼネラル・ミルズは、引退した社員の一部を説得し、工場の仕事に戻ってもらっている。ソーシャルメディアをチェックし、復帰してくれそうな元社員を探している食品会社の採用担当者もいる。新型コロナウイルス流行で記録的な数の労働者が職場を離れて以来、米経済全体で企業が深刻な人手不足に直面している。離職の理由は、コロナ感染が心配だった、政府のコロナ給付金を受け取った、より良い労働条件や賃金を求めて他業界に移った、などさまざまだ。クローガーの最高人事責任者を務めるティム・マッサ氏は、同社ではコロナ流行以来、退職した社員の把握に力を入れ、連絡を取り続けていると話す。テキストメッセージや電子メールで元社員の一部に連絡を入れ、人員をコロナ前の水準近くに戻すのに役立てているという。