GTS4.0は、ターボチャージャーを付加する一方で排気量ダウンと4気筒へのレスシリンダー化が図られたことで姿を消していた6気筒の水平対向エンジンを積むスペシャルグレード。

 そのフラット6は「911カレラ系に搭載されるユニットを自然吸気化したうえで、排気量を4Lに拡大した」と紹介できる内容である。

 スペックは400ps/7000rpm、420Nm/5000~6500rpm。420Nmの最大トルク値はターボ付き2.5L4気筒のSグレードと奇しくも同一だが、発生回転数がはるかに高いという点に、このユニットの性格をうかがい知ることが出来る。

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