【周囲の人はどうすればいい?】
まずは分類と処分!「ブロック分け」で片付いた状態を維持しよう

 単に「片付けろ」と言っても、あちこち注意が散ってしまいがちなADHDの人は、どこから手をつけていいかわかりません。

 とりあえず「必要なものをまとめて、1カ所に置く」ところからはじめてもらいましょう。

 それから、“今、必要なもの”“とりあえず取っておくもの”というふうにざっくり分類し、それぞれの置き場を決めていきます。この分類自体は、どんなものでも結構です。

 そして明らかな不用品(たくさんあるはず!)は、必ず処分させるのです。

 肝心なのはその後の維持。置き場所や定量を決めることで物が増えることを防げますし、机の上、引き出しの中、棚の上などブロックに分け、1日1カ所ずつ必ず片付ける習慣づけを促します。これは、大人にも子どもにも有効です。

ここがポイント!
・分類と処分を一緒に考える
・ブロックに分けて1日1カ所を習慣づける
・片付いた状態をキープさせることが大切