サウジアラビア政府は、国営石油会社サウジアラムコの政府保有株約780億ドル(約10兆4400億円)相当(4%)を政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」に移転した。移転は2回目。原油高を経済の多様化につなげる一手となる。  株式は、PIFが全額出資する投資会社サナビル・インベストメンツに移転される見通し。  国営サウジ通信SPAによれば、サウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は「サウジ経済の多様化や投資機会の拡大」に向けて株式移転を実施した。