トルコで14日実施された大統領選は、与野党の候補が共に優勢を主張している。選挙の結果次第ではレジェプ・タイップ・エルドアン大統領の長期政権に終止符が打たれるほか、中東やウクライナ、北大西洋条約機構(NATO)などへも幅広く地政学的な影響が生じる可能性もある。エルドアン氏と、野党統一候補のケマル・クルチダルオール氏は、現地時間15日未明時点で勝利宣言できていない。トルコ国営アナドル通信の開票速報では、エルドアン氏が得票率49.59%となり、クルチダルオール氏の44.67%を上回っている。トルコ選挙当局によれば14日夜遅くの時点での開票率は69.12%で、開票が進むにつれてエルドアン氏のリードは縮小している。
トルコ大統領選、エルドアン氏と野党候補が共に優勢を主張
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