日本大学と東洋大学が
外食企業の採用で存在感

 22年は3社ともトップ3に変動があった。日本マクドナルドは1位日本大学で不動だったが、2位立命館大学、3位は同人数で同志社大学と関西学院大学が浮上。関関同立勢の強さが目立った。

 逆にサイゼリヤは1位が同人数で駒澤大学、東洋大学、近畿大学で、4位が同人数で和洋女子大学、日本大学、京都産業大学、追手門学院大学が浮上し、上位は関関同立勢から日東駒専勢に移っている。ただ全体を見ると、大学数は20年の27校から21年には35校に増え、22年は34校となるなど、全国的に採用網を広げている様子がうかがえる。

 すかいらーくは1位の日本大学が不動で、2位に東海大学が浮上した。3位以下を見ても分かるように、上位には首都圏(東京都・神奈川県)の大学が多い。ロイヤルHDは福岡県が本社のため、中村学園大学、福岡大学といった福岡の大学が入っているのが特徴的だ。

 4社のランキング全体を見渡すと、すべてに入っている大学はなく、3社に入っているのが日本大学と東洋大学だけ。この2校が主要外食企業の採用において存在感を放っている。

*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。

【ランキング表の見方】
医科・歯科の単科大等を除く全国743大学に2022年春の就職状況を調査。558大学から得た回答を基にランキングを作成した。就職者数にグループ企業を含む場合がある。大学により、一部の学部・研究科を含まない場合がある。東京大学は「東京大学新聞」、京都大学は「京都大学新聞」より集計。大阪公立大は統合前の大阪市立大と大阪府立大の実績を掲載した。(調査/大学通信)