“経営者”になって自分の市場価値を力試し、「働く自分が想像できる」Legaseedのインターンシップ「5DAYS」では白熱した議論が展開される 写真提供:Legaseed
*本稿は、現在発売中の紙媒体(雑誌)「息子・娘を入れたい会社2025」の「大人気!インターンシップを実況中継」を転載したものです。

採用プロセスにおいて、ますます重要になっているインターンシップ。学生の能力を見極めるとともに、自社風土に合う人材を採用するため、各社は趣向を凝らしたプログラムを用意する。Legaseedが行うインターンシップ「5DAYS」は、採用に直結。学生たちが“経営者”になって事業を展開する5日間の様子をお届けする。(取材・文・撮影/嶺 竜一)

選択した業務を通じて
仮想通貨を稼ぐ

 新卒採用支援、社員教育、組織開発のコンサルティングを行うLegaseedのインターンシップが人気だ。2023年度は2万2000人の学生が応募。新卒就職クチコミサイト「みん就」の「インターン人気企業ランキング2025年卒」において、プログラムが面白い企業1位にランクインした。

 5日間のインターンシップ「5DAYS」は、毎日社員と一緒に社内を掃除することから始まり、朝会にも出席するなど、カルチャーを体感しながら行われる。

 メインコンテンツは、自分自身の市場価値がどのくらいかの力試しをする「自分経営ゲーム」だ。“自分株式会社”を起業し、Legaseedが実際に行っているリアルな業務の中から挑戦したい業務を選択。社員がメンター、審査員、顧客となり、さまざまな業務を通じて、仮想通貨を稼ぎながら模擬的に経営を行う。

 チームで提携事業も行うなど、実際のビジネスさながら。メンバー同士で口論があったり、感激の涙を流す人もいたりと、会場は熱気に包まれる。

 最終的に自社とチーム両方の業績が発表され「生み出した価値」の対価として報酬が支払われる。24年8月は、参加者28人に合計約140万円が支払われた。実際に顧客に出すクオリティーに満たなかった事業は報酬換算されない。

“経営者”になって自分の市場価値を力試し、「働く自分が想像できる」Legaseedのインターンシップインターンシップに応募するには、OPEN COMPANY(R)への参加が必要だ