大学合格実績は既卒生も含めた「延べ合格者数」が使われるのが一般的だ。この場合、既卒性や一部の優秀な生徒が合格者数を稼ぐケースもある。だが、親としては、実際に何人の生徒が現役でどの大学に進学したかも知りたいだろう。そこで今回は大学グループ別に「現役実進学率ランキング」を作成した。特集『わが子が成長する 中高一貫校&塾』(全34回)の#18では、2024年入試直前版として、最難関の「東京一工」と私大トップの「早慶上理」の2種類の現役実進学ランキングを公開する。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋、ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
東京一工や早慶上理に
現役で何人が進学したかを公開
大学合格実績は「延べ合格者数」が使われるのが一般的だ。
だが、「延べ合格者数」の場合、既卒生も含まれ、1人の受験生が複数大学や、同じ大学の複数学部に合格した場合、重複カウントする。極端なケースでは、優秀な生徒が難関大の合格者数を稼ぐことで、対外的に「見栄え」が良くなっているケースもある。
親としては、実際に何人の生徒が「現役」でどの大学に「進学」したかを知りたいだろう。そこで今回は大学通信の協力を得て、2024年入試直前に対応できるように、最新のデータで試算した大学グループ別に現役でどの大学に進学したかを示す「現役実進学率ランキング」を作成した。
初回は「東京一工」(東京大学、京都大学、一橋大学、東京工業大学)と「早慶上理」(早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学)の2種類の「現役実進学率ランキング」を掲載する。学校内で、どの「位置」にいれば合格できるかが分かるので、志望校選びにも参考になるはずだ。