しかし、ここに初代PSやPS2、そしてPSPで発売された過去のビッグタイトルが投入されるとなれば話は別だ。5月16日には、PlayStation Blogにて配信タイトルの一部が発表された。

詳細については上記URLをご覧いただきたいが、エクストラに加入するだけで、SIEが発売したPS4/5のビッグタイトル(2022年2月以降に発売したソフトは対象外)に加えて、サードパーティ製ソフトも『SOULCALIBUR VI Welcome Price!! 』『biohazard HD Remaster』『レッド・デッド・リデンプション2』なども含まれる。さらに、このサービスには「Ubisoft+ Classic」というUBIソフトの遊び放題サービスも含まれるため、前述の『アサシンクリード ヴァルハラ』をはじめ、『ファークライ 4』『フォーオナー』など6タイトルも含まれている。

プレミアムに加入すると、エクストラの遊び放題タイトルに加えて、初代PS/PS2/PS3、PSPのタイトルも遊び放題に含まれるようになる。特に初代PS用タイトルは『サルゲッチュ』『みんなのGOLF』『I.Q Intelligent Qube』『JumpingFlash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻』といったSIEタイトルのほか、バンダイナムエンターテインメントの『ミスタードリラー』『鉄拳2』といった大ヒットタイトルも含まれている。

PS2タイトルについては現時点では未発表だが、PS2は世界で一番売れたゲーム機本体(2012年3月31日時点で1億5500万台以上)なので、PS2用の大ヒットゲームが追加されれば「懐かしい。遊びたい」と考える潜在顧客数は膨大だろう。

これに加えて、PS Nowと同様にクラウドゲーミングで提供されるPS3用タイトルについても『Demon’s Souls』『ICO』『TOKYO JUNGLE』『みんなのGOLF 6』といったSIEのヒット作に加えて、『悪魔城ドラキュラ Lords of Shadow 2』『LOST PLANET 2』といった他社ヒット作も含まれるとなれば、プレミアム加入者は「一生かかっても遊び切れないほどのゲーム」を手に入れる。

映画業界では最新作だけは劇場へ観に行き、上映から1年以上が経過するとAmazon Prime VideoやNetflixといった映像系サブスクで観ている人が増えてきた。これと同じようにゲームソフトの楽しみ方も、新作ゲームソフトは単品購入するが、1年以上が経過したタイトルはサブスクで楽しむというスタイルを提案されているのだろう。