モノグサ​​代表取締役CEOの竹内孝太朗氏
モノグサ​​代表取締役CEOの竹内孝太朗氏

「EdTech(エドテック)」という言葉が存在するように、教育はインターネットやテクノロジーの台頭によって大きな変化を遂げた領域の1つだ。

今やインターネット環境と1台のデバイスさえあれば、さまざまな知見に無料ないし低単価でアクセスできるようになった。日本ではオンライン学習サービスの「スタディサプリ」やAI先生「atama+(アタマプラス)」などの登場によって、小中高生の学習スタイルも変わり始めている。

だが学習のプロセスを「わかる(理解)」と「できる(定着)」に分解してみると、どうだろうか。前者に関しては上述したサービスを筆頭に新たな選択肢が次々と台頭し始めている反面、後者についてはいまだにアナログな方法が主流で、改善できる余地も大きい。

「何かが『わかる』体験は映像授業などによってどんどん進化していっていますが、その内容を再現できるように記憶する方法については、今でも紙を使ったアウトプットが主流です。一方で使っている時間に着目すると、多くの人が理解よりも定着(自学自習による記憶)に圧倒的に時間を費やしている。この市場は規模も大きく、チャンスがあると考えています」

そう話すのは、解いて憶える記憶アプリ「Monoxer(モノグサ)」を開発するモノグサ​​代表取締役CEOの竹内孝太朗氏だ。