今までアナログだった観光・レジャー領域にテクノロジーを持ち込むことで「いかに課題を解決していけるか」がアソビューのSaaSにおけるチャレンジになる。

そこに向けて同社ではエンジニアの採用を強化するほか、先端のテクノロジーに対するR&Dにも力を入れていく計画。そのほかデータ経営をサポートするためのビジネスサイドの人材の採用や、予約プラットフォームの認知拡大などにも取り組む。

「この2年間は、どちらかというと『攻め』よりも『守り』に対して時間やお金を使った期間でした。特に2019年はC向けの予約サイトがかなり伸びていて、手応えも感じていた中でコロナに直面して。先行きが全く予想できない状況において、攻めではないところに力を入れる必要がありました」

「そこから事業が成長し、社会情勢の変化も相まってようやく攻めに転じられる段階に来たと感じています。レジャー観光産業の業務を支えるSaaSを武器に、契約施設の数と解決できる業務プロセスの数を増やしていく。失うものもないので、2022年はテクノロジーに投資をして、徹底的に攻める年にしたいと考えています」(山野氏)