同社が目指す「オンラインとオフラインの融合」の第1段となったのが、3月27日に発表したストレッチ専門店「Dr.ストレッチ」との業務提携だ。この取り組みでは、Dr.ストレッチが展開する全140店舗の顧客に対し、LEAN BODYを利用したセルフストレッチの推奨を行う。
パーソナル・ストレッチを提供するDr.ストレッチでは、ユーザーが店舗を訪れる頻度は週に1度ほど。そのため、家でもストレッチを行うよう推奨しているが、ユーザーは何をすればいいのかわからない。そこで、Dr.ストレッチが持つメソッドをLEAN BODYが撮影し、配信している。
コロナの感染拡大による外出自粛で運動不足が叫ばれているが、多くのジムは営業を休止している状況だ。そこで、フィットネス大手のメガロスでは、「臨時休業の間、運動する習慣を続けてもらいたい」という思いから、LEAN BODYを2カ月間無料で提供。メガロスに所属する人気インストラクターの動画も配信されている。
「LEAN BODYは動画コンテンツ制作のノウハウ、そして配信するためのプラットフォームを持っている。店舗を抱える企業とは違った強みを持っているため、競合には当たらない。(協業の)横展開も進めているところだ」(中山氏)