「冬にキャンプなんて、寒すぎて無理……」と思っている人は、この考えを改めてもいいかもしれない。なぜなら、冬は冬で存分にキャンプを楽しめるからだ。中でも冬キャンプの醍醐味は「たき火」。アウトドアをライフワークとする芸人のたけだバーベキューさんが、その魅力を語ってくれた。(取材・文/フリーライター 東野りか)
混んでいない、虫もいない
夏キャンプより快適に過ごせる
「夏のキャンプ場はどこへ行っても混んでいるし、虫はたくさんいるし、外にいると暑さから逃れられません。その一方で冬は、寒さ対策さえしっかりしていれば、キャンプ場は混んでいないし、虫もいないので快適。何より、夏は暑くておっくうになりがちなたき火を思い切り堪能できます」
こう力説するのは、芸人のたけだバーベキューさん。大学生時代に山登りから入り、アウトドアアクティビティーにのめりこむ。
特にアウトドアでの料理を得意とし、現在、日本で唯一の“BBQ芸人”も名乗って活動。「自分にとってたき火がキャンプのすべてといっても過言ではない!」というほど“たき火道”を究め、コンスタントに研究を重ねている。
とはいえ、キャンプビギナーにとってたき火はハードルが高そう。しかし火の扱いをスマートにこなして美しいたき火を演出できれば、一緒に過ごす友人や家族など周囲の評価が上がるに違いない! そこで、たけだバーベキューさんに、たき火の魅力と楽しみ方を聞いた。