まったく知らない人にすら
自分の感情を話したがる

 黄タイプの特徴を強く備えた人が大切にしているのは、人との交流関係だ。

 黄タイプは外向的な性格で、それに加え説得力もかなり強い。何事にも熱中し、夢中になるタイプでもある。そんなときの自分の感情を話したがるのが黄タイプだが、まったく知らない人にも話したがりもする。

 彼らは誰とでも話をすることができる。シャイではない。出会う人皆に好感を持つ。見知らぬ人すら「まだ何も知らないだけの知り合い」と呼ぶほどポジティブに考える。

 いつも笑顔で楽しそう、だから黄タイプは前向きな性格だと一般的には思われているが、これが彼らの特長の1つであるのは明白だ。楽観的な性格に勝る性格はない。

「どうしようもない事態に陥ってしまいそうだ」という人に、「でもそこにたどり着くまでの景色は素晴らしいじゃないか!」と声をかけるのが黄タイプなのだ。

とにかく明るい!即断だが感情任せ…そんな「バカな人」の生態とは?【世界的ベストセラーが解説】『世界にバカは4人いる』(トーマス・エリクソン、フォレスト出版)

 赤タイプのように、黄タイプにも活力が大いにある。ここで興味深いのは、彼らは誰よりも好奇心が強いということだ。新しいことはどれも楽しい、面白いと考えるタイプのため、たとえば、タスクをこなす新しい方法を考え出したりする活力にも満ちあふれている。

 クリスマスカードを一番多くもらうのは誰だろうか?それは黄タイプ。

 携帯電話に入っている連絡先リストが一番多いのは?それは黄タイプ。

 フェイスブックの友達の数が多いのは?もうおわかりいただけると思う。これも黄タイプだ。

 黄タイプには友達が多くいるが、その友達と連絡を取って近況を報告し合うことも、ずば抜けて得意なのである。周りで起こっていることを何ひとつ見逃したくないのも黄タイプだ。どんなパーティーにも参加したがるのも彼らだ。