赤タイプにはほかにも特徴的な行動様式があるが、あなたも、馴染みがあることばかりかと思う。
大声で話すのは?
赤タイプ。
何かを説明するときに力を振り絞りながら話すのは?
赤タイプ。
質問に誰よりも早く答えるのは?
赤タイプ。
食事中、どんなことに対しても断固とした意見を述べて、楽しい場を台なしにしてしまうのは?
自分がテレビの番組で得た知識というだけで、世界のどこかの国を非難することができるのは?
赤タイプの周りでは、絶えず何かが起こっているので、自身もじっとしていられない。赤タイプは、何もしていない時間はムダという考え方なのだ。人生は短い、だからすぐ実行だ、と。
あなたの周りにもこんなタイプの人がいるのではないだろうか?常に進行中。「邪魔だからそこをどいて!」と言いそうになっている人のことである。
赤タイプは物事をありのまま話す。質問をしても、余計なことは言わず、率直に答える。空っぽな言葉に飾り付けは必要ないのだ。
また、赤タイプが考えていることはすぐに伝わってくる。というのも、何に対しても意見を言いたがる彼らは、すぐにそれを人に話したがるのだ。
人に率直にものを言う性格なため、赤タイプは一般的にとても正直だと思われている。当の本人は思ったことをただ述べているだけなのに、それがなぜ正直な性格だととらえられるのかわからないようではあるが……。
赤タイプが活躍するのに適しているのは、活気が必要なチームやプロジェクトグループなどの場だ。ほかのメンバーがかなり前にあきらめてしまったことを、精を尽くしてやりこなすのが赤タイプである。ただし、必ず成功すると決めたときだけに限る。というのも、興味がなかったり意味のないことには、彼らは見向きもしないのだ。
私はこの特徴を「奮励か無視」と呼んでいる。赤タイプにとって重要なタスクならば、たとえ火の中水の中、やり遂げてみせるのだが、自分の目的に必要のないタスクはゴミ箱行き、になるのだ。