メガバンクに地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国472金融機関が、これまでどれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか?ダイヤモンド編集部の独自調査を初公開。特集『倒産危険度ランキング2024&初公開!企業を倒産させた金融機関ランキング』の#72では、第49弾として、沖縄県の金融機関を取り上げる。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
沖縄県でメイン先企業を最も倒産させてきた銀行は?
沖縄銀行、琉球銀行が倒産させた企業は何社?
3月下旬から、北は北海道から始まり東北・関東、中部・関西、中国地方に四国4県を経て、九州7県まで紹介してきた都道府県別「企業を倒産させた金融機関ランキング」も、ようやく最後の沖縄県となった。
経営危機に陥った企業が倒産するのか、それともしないのか。その際に重要な鍵を握るのがメインバンクとなる。
メインバンクとは通常、貸出金のシェアが首位で、当該企業と長年にわたって親密な関係にある銀行のことを指す。ただ、企業側と銀行側で認識が異なっているケースもある。
今後、倒産件数の増加と金融機関の融資姿勢が厳しくなることは必至とみられているが、どの銀行が今後、企業に厳しく臨むのか。それを知るには過去に注目するとよい。その銀行の将来の行動を最もよく表しているのは、口先のきれい事ではなく過去の行動なのだから。
メガバンクに地方銀行、第二地方銀行、信用金庫に信用組合――。全国472金融機関が、これまでどれだけメインの融資先企業を倒産させてきたのか。ダイヤモンド編集部が独自に調査し、その結果をまとめた「企業を倒産させた金融機関ランキング」を初公開する。
第49弾の今回は、沖縄県の金融機関を取り上げる。沖縄銀行、琉球銀行、沖縄海邦銀行のほか、コザ信用金庫も名を連ねた。
ちなみに「企業を倒産させた社数が多い都道府県ランキング」は、下表の通りだ。地銀や信金、信組など主な金融機関の内訳も明記したので、ご覧いただきたい。
都道府県別ランキングは、今回の沖縄県で最終回となる。今後は地銀、信金、信組など、全国をカバーする金融業態別ランキングをお届けしていく予定だ。それでは早速、今回の沖縄県の結果を確認していこう。