霞ヶ関カンツリー倶楽部をはじめとする「10大」ゴルフ倶楽部は、いくらカネを積もうが入会することができない。特集『ビジネスに効く!ゴルフ場ランキング2024最新版』(全17回)の#5では、最高峰倶楽部の入会審査、クラブライフの内実をお届けする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
霞ヶ関、廣野、小金井…
ゴルファーが渇望する最高峰ゴルフ倶楽部
全国の名門ゴルフ倶楽部の中で、ゴルファーがメンバーになりたいと渇望する最高峰のゴルフ倶楽部がある。
埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部(CC)、東京ゴルフ倶楽部(GC)、東京都の小金井カントリー倶楽部(CC)、神奈川県の相模CC、程ヶ谷CC、長野県の軽井沢GC、兵庫県の神戸GC、廣野GC、鳴尾GC、大阪府の茨木CCの10倶楽部だ。10大ゴルフ倶楽部と称される。
10大ゴルフ倶楽部が最高峰たるゆえんは、厳しい入会条件だ。1000万円を超える入会金はもちろん、複数のベテランメンバーの推薦が必要な上、厳格な審査をクリアしなければならない。カネをいくら積んでも、その倶楽部にふさわしくなければ、メンバーにはなれないのだ。
もう一つ、10大ゴルフ倶楽部を最上位の格に押し上げているのが、秘密主義である。その内実はベールに包まれている。誰しも、最高峰倶楽部のメンバーになるための攻略法を知りたいが、審査基準は門外不出だ。また、最高峰倶楽部としての品格を保つために一般のゴルフ場にはない独自の作法が10大ゴルフ倶楽部にある。
10大ゴルフ倶楽部のメンバーへの取材を基に、その内幕を解き明かしていく。次ページからは、10大ゴルフ倶楽部の知られざる入会条件、クラブライフの内実をお届けする。