50回の歴史を重ねてきた国内最高峰の男子ツアー「ダンロップフェニックストーナメント」の舞台が、宮崎県のフェニックスカントリークラブだ。特集『ビジネスに効く!ゴルフ場ランキング2024最新版』(全17回)の#9では、フェニックスカントリークラブの魅力に迫るべく、記者自らが行った体験ラウンドをレポートする。(ダイヤモンド編集部 堀内 亮)
まさかのトーナメントティーで
体験ラウンド
ラウンド当日の3月29日、前日から降り続いた雨が上がり快晴となった。記者自らがラウンドを通じて、フェニックスカントリークラブ(PCC)の魅力に迫るのが狙いだ。
いきなり予想外の展開に見舞われた。スタート前、クラブ側から「せっかくなのでトーナメントティーで回りませんか?」と言われたのだ。
トーナメントティーとは、まさに「ダンロップフェニックストーナメント(DPT)」で使用されたティーグラウンドだ。その距離、7084ヤード。平凡なサラリーマンゴルファーである記者は、トーナメントティーでプレーした経験はもちろんない。トーナメントティーはレギュラーティーに比べて約600ヤードも長くなり、難易度が数段も上がる。
プレーの進行が遅くなって後続組に迷惑がかかる可能性があるため、トーナメントティーの使用は原則として、アマチュアゴルファーの中でも上級者にしか認められない。記事のネタになるとはいえ、己の実力が試される機会となり、一気にハードルが上がって緊張感が高まった。
次ページからは、記者自らが体験したフェニックスカントリークラブのラウンドをレポートする。