入社して最初の「被マウンティング体験」とは

『人生が整うマウンティング大全』企画・プロデューサー・勝木健太氏勝木健太氏は、京大から新卒でメガバンクに就職。その後数社を経て起業家に

勝木 新卒入社でいうと、特に私が新卒で入社したメガバンクなどはそうかもしれませんが、配属ですね。どこに配属されるかで、明暗が分かれます。

本社とか◯◯本部1号店2号店3号店、「格が高い」とされる支店に配属された人たちの一部はまさに狂喜乱舞。彼らの多くはエリート街道まっしぐらです。 それ以外の配属になった人たちは、いきなり同期の中で差をつけられます。

岩瀬 例えば本店に配属が決まった同期は、何かちょっと悪いなって思って自慢しないのか、それともやっぱり嬉しいからと周囲に言って回ってしまうのでしょうか。

勝木 いやもう「万能感全開」という感じで、思い切り言動に出る場合も少なくありません(笑)。
あと、グローバル採用とかもそうですね。
もっといえば最初の時点で、就活ランキングもあるじゃないですか。そこから始まっているかもしれませんね。

岩瀬 新入社員になって、最初の「被マウンティング体験」でわかりやすいのは配属だとして…。
それほどいいところに配属にならなかった人は、その後どうなるのでしょうか。

勝木 あくまで一般論ですが、「この会社では成長できない」と思った人から順に転職していくケースが多い気がしますね。

岩瀬 なるほど、若くても転職するんですね。

勝木 そうです、早いですね。で、そこから同期同士の新たなマウント合戦が始まります。
外資系金融や外資系コンサルに転職した同期からのマウントもありますね。