ロードスターと共に過ごした
青春(?)時代

 こんにちは、AD高橋です。

 マツダ ロードスターは私にとって思い入れの強いクルマです。以前掲載した試乗編の本コーナーにも書いたように(https://diamond.jp/articles/-/345396)、私は20代前半で頭金なしの60回払いで初代ロードスターVスペシャルを購入。それはそれは楽しい青春時代(?)を過ごしました。

初代ロードスターVスペシャル初代ロードスターVスペシャル(以下、すべて広報写真)

 90年代前半~中盤はバブル景気が終焉を迎え、人々のレジャーが「安近短」へとシフトした時代。クルマ選びもステーションワゴンやクロスカントリーの人気が高まり、ホンダ オデッセイやステップワゴンが登場してからは、“ミニバンに乗って、週末は近場のキャンプ場などに仲間と出かける”といった遊び方が主流になっていました。

 私も、同僚や外部スタッフとキャンプに出かけたり、草野球チームを作って山中湖で合宿をしたりしていました。そんな中でロードスターに乗っていると決まって「もっと便利なクルマに乗りなよ」と言われます。そりゃそうですよね。大勢の仲間と出かけようとしているのに、2人乗りで荷物もほとんど積めないクルマでやってくるのですから。

 でも、自然の中をオープンにして走る気持ちよさは、他のクルマでは絶対に味わえないもの。荷物だって他の人が大きなクルマでやってきているのですから、ロードスターに入らないものは「仕方ないな」と誰かが積んでくれます。そして隣に乗せるのはちょっと気になっている女の子。何もかもが素晴らしいわけです。

ロードスターの運転席ロードスターの運転席