3位は、富士フイルムホールディングスで、平均年収は1032.7万円(従業員数811人、平均年齢46.8歳)だった。
祖業である写真フィルムで培ってきた技術を生かし、現在は、内視鏡や医療ITなどを手がける「ヘルスケア」、高機能材料を扱う「マテリアルズ」、複合機などを扱う「ビジネスイノベーション」、カメラなどを手がける「イメージング」の4領域で幅広く事業展開している。
4位は日本酸素ホールディングスで、平均年収は976.5万円(従業員数88人、平均年齢44.2歳)だった。産業ガスの製造・供給をグローバル展開するほか、国内では病院・在宅医療に欠かせない医療用ガスの供給や、ステンレス魔法瓶のサーモス事業などを手がけている。
5位は、積水化学工業で、平均年収は913.0万円(従業員数2818人、平均年齢43.9歳)だった。新築住宅事業やリフォーム事業など住宅関連の事業を主力とするほか、インフラ材料向け機能樹脂など高機能プラスチックス事業なども展開している。
ランキングの完全版では、6~190位の企業を一挙に公開する。トップ5に入らなった財閥系メーカーである住友化学や三井化学のほか、高収益な優良企業で知られる信越化学工業、資生堂やユニ・チャーム、花王、ライオン、コーセーといった日用品・化粧品の大手企業、そして「紅麹サプリ」問題で創業家トップが引責辞任した小林製薬など、注目の企業が多数ランクインしているので、チェックしてみてほしい。
(ダイヤモンド編集部 柳澤里佳)