黒部ダムのバスが、トロリーからEVに変わっていた

 扇沢の駐車場にバイクを停めて、バスに乗りダムへと上がります。バスはいつの間にか、パンタグラフのあるトロリー式からバッテリーを持つEVに変わっていました。

 トロリーのほうが圧倒的に効率が良いように思うのですが、どうなんでしょう。

扇沢のステーションに着くと、屋根から端子がせり上がり、充電が始まる扇沢のステーションに着くと、屋根から端子がせり上がり、充電が始まる。10分間で1往復分の充電ができるそうです Photo by F.Y.

 久しぶりに訪れた黒四ダムは、やはり壮観でした。雨天にもかかわらず、大勢の観光客が訪れていました。年間来訪者数は実に100万人(!)とのこと。

 ダムの発電量は数年前に改良がなされて少しばかり増量しましたが、それでも最大で33.7万kW(キロワット)。同じ関西電力が持つ、昭和49年に運転開始、今年50年を迎えるロートル原発・高浜1号機でも、定格出力は 82.6万kW。比較的新しい東電の柏崎刈羽原発7号機などは、定格出力が135.6万kWもある。原発1基で黒四ダムの4倍もの発電量があるわけです。クロヨンは発電機能としてよりも、むしろ観光資源としての機能のほうが高いのかもしれません。

観光放水壮観、壮観。今の時期は6時30分から17時までの時間限定で放水をしています。「観光放水」というそうです Photo by F.Y.

 雨天のために雨具を着ようと立ち寄った道の駅のパーキングでおっとっと、と立ちゴケしかかり、着ていたエアバッグがバシュッと展開するというアクシデントに見舞われたりもしましたが、往復550キロの楽しいツーリングは無事に終了しました。

 次回は同じメンツで11月の阿蘇。今から楽しみです。

安全のために、高速に乗る時は必ずエアバッグを着ているのですが……安全のために、高速に乗る時は必ずエアバッグを着ているのですが…… Photo by F.Y.

 ということで本編へとまいりましょう。今回お届けするのは、ヒョンデが発売する650馬力の超絶電気自動車、「IONIQ 5N」のインポーターインタビューです。