![フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/b/d/650/img_bd112b35af9486741d7a4994d9c8d01e247858.jpg)
ジャガー・ランドローバー社の誇るクロスカントリー車「ディフェンダー」。あらゆる道を走破できるオフロード向けのクルマだ。先月、現行ディフェンダーの中でも最もタフで走破性が高いというフラッグシップモデル「ディフェンダー・オクタ」が登場した。極寒の地や水の中を走るようなこういうクルマも、本当にこれからEV化するのだろうか?(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
「バイクの車高を下げてほしい」と
メカニックに頼んだら……
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
高すぎる車高を下げてもらうために、バイク王の世田谷本店(https://diamond.jp/articles/-/341297)に預けていた「フェル号」ことNorden 901。「中のバネを短いものに交換して、3センチほど下げてほしい」とお願いしたのですが、メカニックさんの答えは「NO」。せっかくWPサスペンションの優れたラリーサスペンションが装着してあるのに、中のバネを交換したら性能がガタ落ちしてしまうというのです。
しかし、足が着かないのはやはり不安。そこで出された折衷案が、フロントフォークの突き出し量調整です。
![フロントフォークの突き出し量を15mmほど増やし、リアはいじらずにスプリングプリロードを最も柔らかく設定する。こうすることで、乗車時にシートが沈み込んで足が着きやすくなる、というわけです](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/d/0/650/img_d08c34bee2c6456c4e99c160a3334635365656.jpg)
おかげでベタ足着きとまではいきませんが、何とかつま先立ちができる高さにまで調整できました。バイク王のメカニックさん、お世話になりました。
で、週末は林道俳優大鶴義丹くんと群馬の御荷鉾スーパー林道へ。
![忙しい舞台の合間を縫って、一緒に走っていただきました。インカムでポジション取りやコース取りを細かく教わりながら250kmほど](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/3/b/650/img_3b503c87c4063d6399ef211574e6469d583913.jpg)
今年は大鶴くんにとって舞台の当たり年で、なんと10本も舞台が入っているとのこと。さらにツーリング中、メールで11本目への出演依頼が飛んできていました。時代劇やシェイクスピアからアングラ劇まで。ここまで守備範囲が広い俳優さんはそういないでしょう。次回は三越劇場でリア王(https://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/experience/theater/shopnews_list/shopnews0101.html)です。私は初日に行く予定。今から楽しみです。
![手前がフェル号であるハスクバーナ Norden 901。後ろが義丹号のKTM 890 ADVENTURE。中身は“ほぼ”同じで、言わば兄弟車と呼べる関係です](https://dol.ismcdn.jp/mwimgs/6/6/650/img_6676b46233e3e08ee813ebb5b892b2b5762814.jpg)
高度1500mの高地でも、灼熱の暑さでありました。いい汗をたっぷりかいた、良い1日でした。
ということで、本編へとまいりましょう。ジャガー・ランドローバー(JLR)のディフェンダー担当役員氏への直撃インタビュー。オフロード車のEV戦略をたっぷり伺いました。