1位はNTTデータ
六つの採用コースがある

 理系学生の就職注目企業ランキングのトップ5は、1位NTTデータ、2位アクセンチュア、3位日立製作所、4位富士通、5位日本電気(NEC)だった。

 また、6位パナソニック、7位野村総合研究所、8位キーエンス、9位三菱電機、10位SCSKがトップ10に入った。国内トップクラスのITベンダーが上位に多く入っているのが、理系ランキングの特徴だ。

 NTTデータの新卒採用情報によれば、採用コースは、「SE・コンサル・営業コース」「建築系ファシリティマネジメントコース」「電力系ファシリティマネジメントコース」など六つある。また、高度な専門性と変化対応力を獲得するためのサポート体制を整えているようだ。

 それでは、理系学生が注目する他の企業には、どのような働きがいや成長環境があるのか、実際に新卒入社した社員のクチコミ(原文ママ)を見てみよう。

「若いうちからいろいろなことに挑戦させてもらうことができる。最近は社内FA、社内副業制度など整っていて配属先が希望と異なっていても自分がやりたい仕事に自分で手を挙げて挑戦する機会も増えている」(SE、男性、日立製作所)

「配属される部署やアサインされる案件によって経験できる領域は様々。もしも自分の思う成長出来る環境とギャップがあり、思い描くキャリアパスが実現できそうにない場合は社内転職も出来る。自分がどのような成長・キャリアを望むのかをはっきりとイメージできていれば成長しやすい環境であると考える」(SE、女性、NEC)

「半導体のような小さなものから、FAや家電機器、重電、防衛宇宙と非常に多岐に渡る事業を保有している点が強みだと思われる。また、どこの部門にも優秀な技術者が必ずいるように感じる。知識の豊富さはもちろん、物事の考え方、市場動向、将来性などを敏感に感じとり、営業と共に顧客に提案できるような技術者が必ずいる」(設計、男性、三菱電機)

「街に出れば自社製品を使っている人がたくさんおり、エンゲージメントは高めやすい。また頑張れば評価をしてもらえる体制や風土があるため、モチベーションが高い人にとっては好い環境」(人事、女性、ソニーグループ)