その中で「日課のヨガは続けられていますか?」と問いました。すると、相手は言葉を詰まらせ、「そういうことを考えられる状況じゃない」と。体を動かすどころか、もう通常の食事を取れる状況ではないほどに病状は悪化していたのです。

 自分の日常では「普通のこと」「当たり前のこと」だと思っていても、病気、事故、災害などに直面している方は、そうではないこともあります。

 常に相手の状況を想像しながら聞く。相手を傷つけないために忘れないようにしたいです。

不機嫌を露骨に態度に出す人と
一緒に仕事をしたくはない

 あなたの会社にも不機嫌を露骨に態度に出す人がいませんか?

 雰囲気は香りのように空気として残ります。「自分だけの不機嫌さであれば、大したことないでしょう?」とお考えかもしれません。しかし、特に社内で上の立場であったり、長らくその業界にいて影響力のある人であれば、たった1人の不機嫌さが職場全体の雰囲気に直結することもあるのです。

 会社、雑誌によって、仕事の進め方の形態は様々ですが、その雑誌の編集部では出版社の社員編集者がある企画やテーマに沿って、フリーランスの記者に仕事を依頼し、それに基づいて記者が取材をして記事を書くというやり方でした。