「今ある自分の中にすでにあるんだ」と子ども自身が感じることが大切です。それは、毎日の親や保護者の姿勢や意識で、子どもは自然と感じ取っていくでしょう。
「パパ(ママ)、ぼく(わたし)らしさって何?」
と聞かれたら、
「今のあなたそのものがあなたらしいんだよ。あなたの中にはたくさんのあなたらしさがあるんだよ!」
と言ってあげましょう。
それこそが、子どもの個性をつぶさない子育ての原点と言えます。
「先生も言ってたけど、あなたは学校でも勉強ができるんだから、もっとがんばりなさい!」
より
「あなたはあなたなんだから、これからもずっと、その時々の自分でいればそれでいいんだよ!」
価値観や価値基準が
形成される過程
人間は、人生でも家庭でも、価値のあるものを手に入れ、手元に残し、価値のあると考える行動をとり、そして価値のあるところに行こうとします。つまりは、多くの場合は、その価値観で生活しているのです。自身の価値基準で選択しながら生きているというわけです。
では、その価値観はどこで形成されていくのかと言えば、これまでの自身の経験や体験で価値を感じていくわけです。