11月に入り、これから気温がぐっと下がります。山間部において間もなく紅葉劇場が開幕しようというところですが、記録的な猛暑が続いた影響で、今秋の紅葉はどうなるのか⁉「紅葉王道スポット」の現況とぜひ訪れたい旬の紅葉名所を、カフェ情報も交えてご紹介いたしましょう。(らくたび、ダイヤモンド・ライフ編集部)
まずは定番「王道の紅葉名所」の現況から
半月ほど前、第28回「京都でいちばん早い紅葉」として高雄の神護寺(右京区)をご紹介しました。神護寺公式Instagram(10月31日)によると、「楓(かえで)の葉の先から、色づきはじめました!」ということで、高雄・槙尾・栂尾の三尾(さんび)から、いよいよ今年の紅葉シーズンが始まります。
京都新聞が発した〈【速報】京都市、「霜降」に夏日の年間記録を更新1年の45%「夏」、四季の概念崩壊〉(10月23日)というニュースは、私たちにとっても衝撃的でした。本格的な紅葉シーズンの開始時期が読めないと、ガイドの予定が立たず困ってしまいます。試しに向こう1週間の予想最低気温を平均すると、優に10℃を超えていました。紅葉が始まるとされる「1日の最低気温が8℃以下」にはまだ届かないもようです。ということで、今年のもみじの見頃はいつになるか、京都屈指の紅葉名所とうたわれる東福寺の様子を現地で確かめてまいりました。
10月29日現在、東福寺の境内に林立する紅葉は約2000本。前回の紅葉記事でご紹介した永観堂の3000本に次ぐスケールです。特に日当たりの良い木のてっぺん部分の葉先だけ、わずかに黄色やオレンジ色に染まり始めていたものの、全体的にはまだ「青もみじ」と呼ぶべき状況でした。少雨の影響はないか近づいてみると、葉はカサカサになってはおらず無事でした。1000本を誇る清水寺も同じような状況です。
というわけで、11月に入ったからといって焦る必要はなさそうです。色づきの状況を見極めつつ、お目当てのスポットを定めて、まずはしっかり計画を練りましょう。リアルタイムというわけではありませんが、「そうだ京都、行こう。」で適宜更新されている京都の70カ所の紅葉スポットの状況が参考になりますよ。
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