私は彼に、最終的な結果ではなく夢を示して見せたのです(とはいえ、魅力的な投資リターンが得られる努力は怠りませんでしたが)。プレゼンが終わると、彼は立ち上がって歓声を上げ、即座に取引を承認しました。
この記憶のハイライトを再生しながら、私ははっきりと、自分の〈一番の強み〉が実行されているのを特定することができました。それは〈主導する力〉(=チームの方向性を設定する)、〈目立つ力〉(=アイデアを提案する)、〈創造する力〉(=新たな空白のチャンスに着手するための大胆なビジョンを作成する)です。
絶好調のパフォーマンスを思い出すエクササイズは、自分をふり返るときに役立つだけではなく、他の人に使って力を与えるツールにもなります。私はよく講演会の冒頭に、参加者の皆さんに「人生の絶好調の瞬間を思い出して、そこに身を置いてみてください」とお願いします。こうして「不足思考」を断ち切ってポジティブ思考のサイクルに入る準備を整えるのです。