6日以降の注目入試回

 6日午前は300人弱が受験しているが、Eランクの2校でその7割を占めてしまう。どの入試回も大幅に減少傾向にある横浜創英[5回]には、[本科][サイエンス]という二つの入試区分がある。志望者数ではどちらも3割減、2割減と大幅に減少傾向なのだが、出願状況はさらに緩和傾向となっており、136人で15.11倍(23年7.64倍、22年36倍)という倍率は、25年に大きく緩和するだろう。それも合格者数(24年は9人)次第ではあるのだが。

 一方で、95人で4.75倍(23年3.6倍、22年5倍)の多摩大学目黒[特待・特進5回]は志望者数が4割増と絶好調。25年は6倍乗せの可能性もある。

 6日午後は、Bランクの広尾学園小石川[4回]にほとんどの受験生が集まっている。二つの入試区分があり、62人で31倍(23年10.67倍、22年21.14倍)の[本科]は、志望者数は4割弱減だったものの、出願状況は4割増の勢いとなっている。25年は合格者(24年は2人)を何人出すか次第なので、倍率予想は控えたい。一方、42人で4.67倍(23年21倍、22年8倍)の[インターナショナルSG]は前年並みの志望者数だったものの、出願状況は2割増の勢いであり、25年は5倍台には乗せそうな状況にある。

 7日午前は、志望者数合計が100人を超えたGランクの2校を見ておこう。45人が受けて3.75倍(23年1.9倍、22年1.29倍)の城西大学附属城西[4回午前]と40人で3.33倍(23年2.4倍、22年3.88倍)の立正大学付属立正[4回]がそれで、志望者数は2割増と4割増になっている。25年はいずれも4倍台を目指すことになりそうだ。

 8日以降も少しずつ入試は行われているが、24年受験者数が20人以上の学校は見当たらない。11日の聖徳学園[2月11日AM]は志望者数が100人を超える希少な入試回である。5人の募集枠に対して、23年に107人が出願、23人が受験して1.64倍だった。24年のデータはないが、25年も募集要項には載っているので、ご関心のある方はお問い合わせいただきたい。

【訂正】本文9段目について、初出時「4日午前7298人」を「7933人」に、5日午前「5007人」を「4372人」に。47段目について、初出時「7300人ほど」を「7933人」に、「6割」を「7割半」に、「8校」を「7校」に。「Aランクは千葉の市川[2回]のみで」を「Aランクは2校ある。」とし、その後に73段目「最多の~高まりそうである。」を移動。その後に「もう1校、千葉の市川[2回]は、」を追加。73段目について、初出時「5日は午前に5000人」を「4372人」に。「Aランクは2校ある。」を「Aランクは1校だけで、」とし74段目冒頭に移動。以上、訂正いたします。(2025年1月30日14:45)